「ブランクが長くて、看護師に戻れるか不安」 「採血や点滴の手技を忘れていそうで怖い」
出産や子育て、介護、体調などの理由で、看護師の仕事から離れていた人は少なくありません。久しぶりに復職を考えたとき、何から始めればいいのか迷ってしまうのではないでしょうか。
この記事では、ブランクのある看護師が復職するために、次のことをまとめました。
- ブランクは何年まで大丈夫なのか
- 復職前にできる準備と研修
- ブランクがあっても働きやすい職場
- 復職後に「仕事ができない」と感じたときの考え方
- ナースセンターなど、相談できる窓口
看護師のブランクは何年まで大丈夫?
看護師の免許には有効期限がないため、ブランクが何年あっても看護師として働くことはできます。実際に、10年以上のブランクを経て復職する人も珍しくありません。
ただし、ブランクが長いほど、医療の知識や技術、使われている機器や電子カルテの変化に戸惑いやすくなります。年数そのものよりも、「どんな準備をして、どんな職場を選ぶか」が大切だと考えておきましょう。
ブランクがあると不安に感じやすいこと
- 採血や点滴、注射などの手技
- 新しい薬や治療、医療機器
- 電子カルテの操作
- 久しぶりの人間関係や、年下の先輩とのやりとり
- 家庭との両立と体力
こうした不安は、ブランクのある看護師の多くが感じるものです。ひとつずつ準備していけば、少しずつ解消できます。
復職前にできる準備
1. ナースセンターの復職支援を利用する
各都道府県のナースセンターでは、看護職の就業相談や求人の紹介、復職のための研修などを行っています。ブランクのある人向けに、採血や注射の演習、最新の医療についての講義を受けられる研修を開いている地域も少なくありません。
看護師などの資格をもちながら仕事をしていない人は、ナースセンターに連絡先などを届け出るよう努めることとされています。届け出ておくと、研修や求人の情報を受け取れるため、復職の準備に役立つでしょう。届出は「看護師等の届出サイト とどけるん」から行えます。
2. 病院や派遣会社の研修を利用する
病院によっては、ブランクのある看護師向けの研修を用意しているところもあります。転職サイトや派遣会社が、採血の練習会やセミナーを開いていることもあるため、あわせて調べてみてください。
3. 基礎知識をおさらいする
看護技術の参考書や動画で、基本的な手順を見直しておくのも効果的です。とくに、よく使う薬や、感染対策の基本、バイタルサインの正常値などは、復職前に確認しておくと安心できます。
ブランクがあっても働きやすい職場
| 職場 | 働きやすい理由 |
|---|---|
| クリニック | 外来中心で業務が決まっており、日勤のみの求人が多い |
| 健診センター | 採血や問診などの業務が中心で、手順が覚えやすい |
| デイサービス・介護施設 | 医療処置が少なめで、健康管理が中心 |
| 保育園 | 子どもの健康管理が中心で、土日休みが多い |
| 教育体制のある病院 | ブランクのある人向けの研修やフォローがある |
いきなり急性期の病棟に戻るのが不安なら、まずは業務の範囲が限られている職場から始めるのもひとつの方法です。パートで少しずつ慣れていく働き方も選べます。
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復職の面接で伝えたいこと
面接では、ブランクの理由とあわせて、その間にどんな準備をしてきたかを伝えると、前向きな印象につながります。
例文 「子育てのため、5年間看護の仕事を離れていました。復職に向けて、ナースセンターの研修で採血や注射の演習を受け、基本的な手技を練習してきました。最初は慣れない部分もあると思いますが、一つひとつ確認しながら、早く戦力になれるよう努力したいと考えています。」
履歴書の書き方や、面接でよく聞かれる質問は、次の記事を参考にしてください。
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復職後に「仕事ができない」と感じたら
復職したばかりのころは、手順を思い出すのに時間がかかったり、周りのスピードについていけないと感じたりするものです。それは能力が足りないのではなく、慣れていないだけの場合がほとんどでしょう。
- わからないことは、その場で確認する
- メモを活用して、職場のルールを早めに覚える
- 最初の数か月は「慣れる期間」と割り切る
- つらいときは、師長や教育担当に相談する
どうしても職場が合わないと感じたときは、別の働き方を考えるのも悪いことではありません。看護師の働き方には、さまざまな選択肢があります。
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ブランクのある看護師の復職についてよくある質問
Q. ブランクが20年以上あっても復職できますか? A. 復職できます。免許に期限はないため、何年ブランクがあっても看護師として働くことは可能です。研修を受けたり、業務の範囲が限られた職場から始めたりすると、無理なく慣れていけるでしょう。
Q. ブランク明けの採血が不安です。どうすればいいですか? A. ナースセンターや病院の研修で、採血の演習を受けられる場合があります。復職先には、ブランクがあることを事前に伝え、最初は見学や練習の機会をつくってもらえるか相談してみてください。
Q. 50代でブランクがあっても採用されますか? A. 採用されている人は少なくありません。経験や落ち着いた対応が評価されることもあります。50代の転職については、次の記事を参考にしてください。
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まとめ
看護師の免許には期限がないため、ブランクが何年あっても復職することはできます。不安な手技や知識は、ナースセンターの研修や参考書で少しずつ取り戻していきましょう。
最初から完璧を目指す必要はありません。業務の範囲が限られた職場やパートから始めるなど、自分のペースで看護の仕事に戻っていってください。