「看護師って、どんな種類があるの?」 「病棟以外では、どんなところで働けるんだろう」
ひとことで看護師といっても、資格の種類や専門分野、働く場所によって、仕事の内容は大きく変わります。自分に合う働き方を見つけるには、まず全体像を知っておくことが近道です。
この記事では、看護師の種類を次の4つの切り口で整理しました。
- 資格による種類(看護師・准看護師・保健師・助産師)
- 専門性を高める資格(専門看護師・認定看護師・特定行為研修)
- 働く場所による種類
- 働き方による種類
それぞれの詳しい内容は、関連する記事でまとめているので、気になるものから読んでみてください。
資格による看護職の種類
保健師助産師看護師法で定められている看護職の資格は、次の4つです。
| 資格 | 免許 | おもな仕事 |
|---|---|---|
| 看護師 | 厚生労働大臣(国家試験) | 療養上の世話と診療の補助 |
| 准看護師 | 都道府県知事(准看護師試験) | 医師・歯科医師・看護師の指示を受けて、療養上の世話と診療の補助を行う |
| 保健師 | 厚生労働大臣(国家試験) | 地域や職場で、病気の予防や健康づくりを支える |
| 助産師 | 厚生労働大臣(国家試験) | 出産の介助や、妊娠中から産後までの母子のケアを行う |
保健師と助産師になるには、それぞれの国家試験に加えて、看護師国家試験にも合格している必要があります。また、助産師になれるのは法律で女性のみです。
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専門性を高める資格の種類
看護師として経験を積んだあと、特定の分野の専門性を高めるための資格や研修もあります。
| 資格・研修 | 概要 |
|---|---|
| 専門看護師 | 日本看護協会が認定。大学院で学び、複雑な課題をもつ患者さんや家族への看護、スタッフへの相談などを担う。14分野 |
| 認定看護師 | 日本看護協会が認定。特定の分野で、熟練した看護の実践や指導を担う。19分野 |
| 特定行為研修 | 国が定める研修。修了すると、医師の手順書にもとづいて38の特定行為を行えるようになる |
このほかにも、ケアマネジャーや民間団体の資格など、看護師の経験を生かせる資格は数多くあるでしょう。自分の目指す方向に合わせて選ぶことが大切です。
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働く場所による看護師の種類
看護師が働く場所は、病院の病棟だけではありません。おもな職場と特徴をまとめました。
病院で働く看護師
| 職場 | 特徴 |
|---|---|
| 病棟 | 入院患者さんの看護を担当する。急性期・回復期・慢性期で役割が変わる |
| 外来 | 診察の介助や検査、処置、患者さんへの説明などを行う |
| 手術室 | 手術の器械出しや外回りを担当する |
| ICU・救急 | 重症の患者さんや、急変した患者さんの集中的な看護を行う |
| 精神科 | こころの病気をもつ人の生活と回復を支える |
| 小児科 | 子どもと家族を支え、成長や発達にも配慮した看護を行う |
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病院以外で働く看護師
| 職場 | 特徴 |
|---|---|
| クリニック | 外来中心で、日勤のみの求人が多い |
| 訪問看護 | 利用者さんの自宅を訪問し、在宅での生活を支える |
| 介護施設・デイサービス | 利用者さんの健康管理や服薬の管理を担当する |
| 保育園 | 子どもの健康管理やけがの対応、保健指導を行う |
| 企業 | 社員の健康管理や、健康相談を担当する |
| 美容クリニック | 美容医療の施術の介助やカウンセリングを行う |
| 治験の仕事 | 治験コーディネーター(CRC)として、臨床試験を支える |
病院以外の職場は、夜勤がなかったり、生活リズムを整えやすかったりするのが魅力です。それぞれの仕事内容や給料は、次の記事でくわしく紹介しています。
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働き方による看護師の種類
| 働き方 | 特徴 |
|---|---|
| 常勤(正職員) | 日勤と夜勤を組み合わせて働くことが多い。給与やボーナス、福利厚生が安定している |
| パート・非常勤 | 勤務日や時間を選びやすく、子育てや介護と両立しやすい |
| 夜勤専従 | 夜勤だけを担当する。少ない勤務日数でも収入を確保しやすい |
| 単発・スポット | 1日単位で働く。副業や、空いた時間の有効活用に向いている |
| 公務員看護師 | 国や自治体が運営する病院などで働く。給与や休暇の制度が安定している |
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自分に合う看護師の種類を見つけるには
看護師の種類が多いぶん、「どれを選べばいいかわからない」と迷う人もいるでしょう。そんなときは、次のような順番で考えてみるのがおすすめです。
- 大切にしたいことを決める:収入、休みの多さ、夜勤の有無、専門性など
- やりがいを感じる場面を振り返る:急変対応、患者さんとの会話、生活の支援など
- 今の自分の生活に合うかを考える:子育てや体力、通勤時間など
看護師の経験は、病院の外でも幅広く生かせます。看護師以外の仕事も含めて考えたい人は、次の記事も参考にしてください。
関連記事:看護師以外の仕事一覧、資格を活かす仕事・活かさない仕事と選び方
看護師の種類についてよくある質問
Q. 看護師と看護士の違いは何ですか? A. かつては女性を「看護婦」、男性を「看護士」と呼んでいました。2002年に法律が改正され、現在は男女ともに「看護師」に統一されています。
関連記事:男性看護師の割合は?年収・活躍しやすい職場と「やめとけ」と言われる理由
Q. いちばん給料が高い看護師の種類はどれですか? A. 勤務先の規模や夜勤の回数、役職などによって変わるため、一概には言えません。規模の大きい病院で夜勤をする看護師や、管理職、美容クリニックの看護師などは、高い収入を得やすい傾向です。
関連記事:看護師の平均年収はいくら?年代別・職場別の違いと年収を上げる方法を解説
Q. 専門看護師と認定看護師の違いは何ですか? A. 専門看護師は大学院で学び、複雑な課題をもつ患者さんへの看護や、スタッフへの相談、研究などを幅広く担います。認定看護師は、特定の分野で熟練した看護を実践し、ほかの看護師への指導を担う役割です。
まとめ
看護師の種類は、資格、専門性、働く場所、働き方によって分けられます。同じ看護師の資格をもっていても、選ぶ道によって仕事の内容や生活のリズムは大きく変わってきます。
今の働き方に迷いがあるときは、ほかにどんな選択肢があるのかを知ることから始めてみてください。視野を広げることで、自分らしく働ける場所がきっと見つかります。
